腰痛の悩み

 

腰痛は誰もが経験する身近な症状のひとつです。お年寄りはもちろんですが、若い人でも腰痛で悩んでいる人が大勢います。腰痛の種類としては筋肉の緊張性に関連した腰痛や、慢性で鈍い痛みとなる腰痛に区分することができますが、状態については各人によってかなり異なります。

 

同じ姿勢を長時間続けている場合などによくあるのが筋肉と関連した緊張性腰痛の方で、誰もが経験したことがあると思います。この症状は筋膜性腰痛とも呼ばれていて、筋肉が過度な負荷やストレスを受けて緊張することから生じる腰痛となっています。

 

筋肉には特性としてストレスが加わると、交感神経が常に優勢になって活発化することがあり、更に他の筋肉にも余計な力が加わってバランスの悪い状態になります。これをカバーしようとして腰の筋肉の負担が増加すると腰痛になってしまうのです。これが環境に起因する腰痛となります。

 

慢性型腰痛の方では、常に鈍い痛みが腰に継続して発生するもので、この場合は結果として症状が腰痛になっているのであって、本来の病気が他に存在しています。

 

例えば椎間板ヘルニアだと腰の痛みに加えてしびれもあり、更には排泄にも支障が出てしまいます。ぎっくり腰も椎間板ヘルニアと同様に重いものを運んだり、腰を無理な体制をしたりすることで発症し、立ち姿勢でいると腰痛が特にひどくなるようです。腰は負担をかけ過ぎるのが危険で、誰にでも発症の可能性があります。